パチスロにおける勝率について

パチスロで勝つ上で重要な事として、「期待値を追い続ける」というのは以前にもご紹介した通りです。期待値が「0」を超えるなら、負ける事もありますが、長い目でみればプラスになります。また、「機械割が100%を超える」台を打ち続けるのも同様です。
そんな期待値や機械割とは別の勝ちに繋がる要素として、「勝率」というのもパチスロでは重要です。「勝率」とはその意味の通りで、勝てる確率(割合)の事です。裏返すと、「安定度」とも言えます。
同じ期待値が見込める2つのゲーム
同じ期待値が見込める2つのゲームが存在したとして、それぞれのゲームの勝率が違ってくるケースを例に見ていきます。
ゲーム①:コイン当て
コインを投げて表裏を予想し、当たれば2000円貰える。外れたら何もなし。
期待値は、「2000(円)× 1/2」+「0(円)× 1/2」=1000円となります。
このゲームの勝率は、表か裏かのどちらかを当てれば勝ちなので、1/2(50%)です。
ゲーム②:サイコロ当て
サイコロ(6面)を投げて1が出れば6000円貰える。外れたら何もなし。
期待値は、「6000(円)× 1/6」+「0(円)× 5/6」=1000円となります。
このゲームの勝率は、1が出れば勝ちなので、1/6(約17%)です。
2つのゲームの違い
ゲーム①:勝率1/2(50%)で期待値1000円
ゲーム②:勝率1/6(約17%)で期待値1000円
皆さんならどちらのゲームをやるでしょうか?
どちらのゲームも期待値が同じだからどちらでも良い。。。。
期待値だけを考えたらそれは正解です。
なら、どちらのゲームをやるべきでしょうか?
答えは、ゲーム①をやるべきです。
その理由としては、「勝率」がゲーム①の方が高いからです。また、時間効率や試行回数を考慮すれば、短期間に結果が収束しやすいという理由があるからです。
パチスロで考えた場合
上記2つのゲームの例をパチスロに当てはめても同じことが言えます。
例えば、AT機(ベースが悪い機種)の天井狙いで「勝率が30%で期待値が3000円」の機種を打つのと、ART機(ベースが良い機種)の天井狙いで「勝率が60%で期待値が3000円」の機種を打つのとでは、後者(ART機)を打ったほうが、収支的にも安定しやすくなるでしょう。
また、Aタイプ(ノーマルタイプ)において、同じ機械割(出玉率)の機種があったとします。
Aタイプ機種①:機械割105% ボーナス合算1/130
Aタイプ機種②:機械割105% ボーナス合算1/150
いずれも機械割は同じですが、ボーナス合算が違います。ボーナスの当たりやすさで言うと「Aタイプ機種①」の方が当たりやすく、安定してボーナスを引きやすいので、必然的に勝率も上がるため、「Aタイプ機種①」を打った方が良いと言えます。
まとめ
同じ期待値・機械割であっても、「勝率」次第では収支の安定性は全然違ってきますので、勝率を意識した立ち回りを視野に入れるのもパチスロで勝つ上では重要です。