ドマ式麻雀での立ち回り9(形式テンパイ)

これまでの記事では、ドマ式麻雀における様々な立ち回りについて紹介してきました。紹介してきた立ち回りは、良い成績を残し続けるために必要な土台(ベース)とも言えます。
今回の記事では、「ドマ式麻雀でなかなか結果が出ない!」「ドマ式麻雀で更なる飛躍を目指したい!」といった光の雀士に向けて、より上級的な技について紹介していきたいと思います。
今回紹介する上級的な技は「形式テンパイ」です。
形式テンパイ
麻雀は基本的に「役」が無いとあがれないゲームです。仮に役が無くても、鳴いてない状況(メンゼン)であれば、「リーチ」をかけることで「リーチ」という役であがる事が出来るようになります。これらの役作りは、あがって点数を稼ぐための麻雀の基本行為でもあります。
麻雀で点数を稼ぐためには、基本的にはあがらないといけませんが、あがらなくても点数を稼げる方法があります。
それこそが「形式テンパイ」です。
形式テンパイとは、手牌が「役が無いあがれる形になっている」状態のことで、局の最後である「海底(ハイテイ)」であがれる形であればOKというものです。
形式テンパイのメリット
流局時にテンパイしている場合、テンパイ料として点数が貰えます。
自分のみがテンパイの時 : +3000点
自分ともう1人がテンパイの時 : +1500点
自分ともう2人がテンパイの時 : +1000点
全員がテンパイの時 : 0点
1役分であがる以上の期待値が見込めるので、他がリーチをかけていない、テンパイ気配が薄い場合は、形式テンパイを積極的に狙うのはありでしょう。
また、自分が親で流局した場合、形式テンパイが出来ていれば親は流れないので、親を継続させるためにも、形式テンパイ狙いは大事になってきます。
形式テンパイのデメリット
流局時にテンパイしていない場合、非テンパイ料として点数を払わないといけません。
自分のみが非テンパイの時 : -3000点
自分ともう1人が非テンパイの時 : -1500点
自分ともう2人が非テンパイの時 : -1000点
全員が非テンパイの時 : 0点
形式テンパイは基本的には役がなく、海底(ハイテイ)でのあがりでしかあがれない状況が大半です。それ故に、ほかの誰かがリーチ、ほかの誰かがテンパイ濃厚な場合は、直ロンされるリスクがある一方で、自分からはあがれないデメリットがあります。
なので、直ロンされないように上手く形式テンパイを維持する技術も必要となってきます。
まとめ
小さな点数の動きかもしれませんが、「形式テンパイ」を取れるか取れないかは、1回の半荘で見れば、大きな点数の動きにもなってきます。
「形式テンパイ」での点数稼ぎは、「塵も積もれば山となる」ように、長い目で見れば大きな得点源にもなり得るので、是非とも実践してみてください。