ドマ式麻雀での立ち回り4(守りの実践法)

前回の記事では「守りの重要性」について解説しました。詳細は、以下のURLを参考にしてみてください。
今回の記事では、私自身の立ち回りも兼ねた、具体的な守り方の実践法について解説していきたいと思います。
守りに入るべき時
自分の上がれる確率が25%前後で、相手が上がる確率が75%前後であることを念頭に置くと、半荘の75%前後が「守りに入るべき時」とも言えます。
また、守りに入っている時は、「ツモでの失点は仕方なしで、直ロンを極力回避」というのが守りの鉄則でもあります。
「守りに入るべき時」の立ち回り例は沢山ありますが、その中でも、私自身が重要視している立ち回り例を以下に解説します。
配牌が悪く、打点も高くなる見込みが無い時
配牌時点である意味、「この局を降り打ちする」事でもあります。「降り打ち」と言っても、完全に勝負を諦めたわけではなく、「無理をしない」事とも言えます。
配牌が悪いので聴牌スピードは遅いでしょうし、相手の聴牌の方が早いことがほとんどなので、常に安全牌をいくつか残しておくと良いです。
この状況の時に有効な立ち回りとしては、国士無双や七対子を狙う事です。
国士無双を上がるのは容易ではありませんが、安全牌を沢山抱えられ、もし上がれた場合に役満といったメリットもあります。また、七対子の場合も対子での安全牌を抱えたまま攻めも出来るので、攻守のバランスが良いです。
相手が親のリーチ、相手の打点が高そうな時
親のリーチほど怖いものはないと感じています。子のリーチとは違って、火力1.5倍のバフが付いているので、直ロンをされた場合の失点は大きいと想定できるからです。
また、相手の打点が明らかに高そうなとき(跳満以上見える時)も、親からのリーチと同様に、直ロンをされた場合の失点は大きいと想定できるので、守りに入る時とも言えます。
この状況の時は、自分の手配とも相談ですが、無理せず降り打ちするのが一番かと思います。自分の打点が満貫以下なら降りて、跳満以上見込めて聴牌かイーシャンテンなら攻めてもいいかもしれません。
要は、上がり期待値が失点期待値より大きいか次第でもあり、失点期待値の方が大きいなら守り優先が良いでしょう。
自分がトップ目の時
東場か南場かの状況にもよりますが、自分がトップ目の時は無理せずに守り打ちした方が良いでしょう。特に、終局(オーラス)が近い時ほど、より守りに入るべきとも言えます。
自分がトップ目で点数に余裕があるから果敢に攻めて、2位以下との点差を離したいという思いもあるでしょうが、無理した挙句に放銃してしまって、3位以下に転落してしまうのはもったいないと感じます。
トップ目の時の立ち回り例としては、局を早く進めるのが理想で、大物手を狙わず、軽い手で局を流すスタイルがいいかと思います。リーチして身動きが取れずに、他家からの追っかけリーチで放銃失点は痛いです。ダマテンでの影打ち主体で、他家からのリーチや仕掛けがあった場合は、守りに切り替えるのが良いでしょう。
ドマ式麻雀では2位以上取れれば、レートも段位ポイントもほぼ貰えるので、無理して1位をキープしなくても良いのです。
まとめ
私自身が重要視している守りの立ち回り例をいくつか挙げてみましたが、守りの実践法とは、「無理をしない」立ち回りをすることでもあります。